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「篆文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

篆文の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ものである。『高尾考』は惜むらくは完書をなしていない。 『※語、抽斎述」の五字が篆文で題してあって、首尾|渾て抽斎の自筆である。徳富蘇峰さんの蔵本になっているの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
と聞くとて、袖をかかげ右手を累蛇の中に入れたるに肱《ひじ》を没せしが、やや探りて篆文《てんぶん》の元祐通宝銭一文を得、蛇は散じて行方知れずと。田舎にては蛇塚と号....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
あればよくそのワケを知っているであろう。 芝の字はもとは之の字であって、これは篆文《てんぶん》に草が地上に生ずる形に象っての字である。しかるに後の人がこの字を....
三国志」より 著者:吉川英治
きて、孔明に献じた。 黄金の印章であった。 金色燦爛として、印面には、八字の篆文が刻してある。すなわちこう読まれた。 受命于天 既寿永昌 孔明はひと目見....