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「篋底〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

篋底の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
我が子の死」より 著者:西田幾多郎
かったが、遂に一言も亡児の事に及ばなかった。ただ余の出立《しゅったつ》の朝、君は篋底《きょうてい》を探りて一束の草稿を持ち来りて、亡児の終焉記《しゅうえんき》な....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
精神肉体共に堪え難き苦痛と戦った時代であった。それは何冊かの日記になって今もなお篋底に残って居る。吉田町の何とかいう開業医は余に一年間の静養を勧めた。けれども余....