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「篤し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

篤しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ジイドとそのソヴェト旅行記」より 著者:宮本百合子
ドレ・ジイドは一九三六年六月、彼より一つ年上の輝しい僚友マクシム・ゴーリキイの病篤しという報に驚いて、飛行機でU・R・S・Sへ赴いた。ジイドが到着した翌日ゴーリ....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
の動機からああこうと受けわたしされたのであった。 ジイドは前年夏ゴーリキイの病篤しと知って、モスク※へ飛行し、そこに約二三ヵ月止り、かえって旅行記を書いた。本....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
岳院法誉東雲居士、墓は下谷区|入谷町静蓮寺にございます。 これより先、師匠の病篤しと聞き、彼の亀岡甚造氏には見舞いに来られました。この人は平生でも手に数珠を掛....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
た。 ひとりの姉を喪うて二七日の法事もすまぬうちに、尾道から今ひとりの姉の病気篤しとの電話がかかって、父はあわただしく尾道に参りました。それから三日後にその姉....
三国志」より 著者:吉川英治
、急遽、荊州へさし向けられ、玄徳の御内方たる妹君へ、そっと密書を送って、母公の病篤し、命旦夕にあり、すぐかえり給えとうながすのです」 「む、む」 「その折、玄徳....