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「篤農〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

篤農の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
社会時評」より 著者:戸坂潤
の建設補助を与えるが、経費は自給自足でやらせる。入所すべき人物は地方で折紙づきの篤農家候補を厳選する(貧農は御免蒙ることにする)。約二カ年間窮乏に耐えたスパルタ....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
寝ておられ、どの家にどれだけの傷者が走り込んでいるか見当がつかぬというのである。篤農家の高見さんの家へ行ってみると、「この家には百人以上浦上から避難して来ておら....
三国志」より 著者:吉川英治
れを慰め、閑有っては、久しく見なかった農村へ行って、今年の実りを問い、村の古老、篤農を尋ね、孝子を顕賞し、邪吏を懲らし、年税の過少を糺すなど、あらゆる政治にも心....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
つては唯一の修行法とされていたのである。 士道に対して、百姓道を唱えた、秋田の篤農家石川|理紀之助翁などの事歴を見ると、百姓もまた、農法研究のために諸国の農工....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
であった。シドニー・ウエッブがかつて日本の小作農生活を見に来たときに、越後の或る篤農家は彼を案内して、いわゆる埴生の小屋の奥に、金色の阿弥陀様の光美しく立つ光景....