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篷
「篷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
篷の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
宮殿寺院さえも皆これをうけている。多能な小堀遠州は、桂の離宮、名古屋の城および孤
篷庵に、彼が天才の著名な実例をのこしている。日本の有名な庭園は皆茶人によって設計....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
どうした事かと疑い惑っていると、舟びとの一人はやがて髪をふり乱して刀を持って、
篷のうしろに出たかと思うと、自分の舌を傷つけてその血を海のなかへしたたらした。 ....
「惜別」より 著者:太宰治
ろに村芝居の小屋がかかっていて、――」 日が暮れてから、豆麦の畑の間を通る河を
篷船に乗って出掛けるのだが、大人を交えず大勢の子供たちだけの見物で、船もその中で....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
湖水に漁獲をする小舟の多くが船がかりするところで、うすら寒い秋の夜などになると、
篷のなかから貧しい漁師達が寝そびれた紛れの低い船歌を聞くことがよくある。 月の....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
る。 光緒己丑三月英倫役満東帰由法国之馬賽口登舟遇日本井上甫水兄亦自欧洲東帰者倚
篷筆談※不倦頗慰客懐甫水兄於書無敢不読既通泰西文字又通朱陸之学洵東方之博雅也将別....