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「簡古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

簡古の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
じゅりあの・吉助」より 著者:芥川竜之介
の国の若君様、今はいずこにましますか、御褒《おんほ》め讃《たた》え給え」と云う、簡古素朴《かんこそぼく》な祈祷だった。 彼の死骸を磔柱から下した時、非人は皆そ....
運命」より 著者:幸田露伴
という。道徳の旨を知らず、雕飾綴緝して、以て新奇となし、歯を鉗し舌を刺して、以て簡古と為し、世に於て加益するところ無し。是を文辞の蠹という。四者|交々作りて、聖....
ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
両側には型の如く天井の一段低い側堂が付いて、外陣は一つきりで、唱歌席の装飾なども簡古で似合わしく思われた。しかし、行手を急いでいて、ゆっくり見ていられなかったか....