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簡閲
「簡閲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
簡閲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
り、性能く鬼を執る、度朔山《どさくさん》に桃樹あり、二人樹下において、常に百鬼に
簡閲す、鬼道理なき者、神荼と欝塁は打つに葦索を以てし、執りて以て虎を飼う、この故....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
荼《と》と鬱てふ昆弟《こんてい》二人、能く鬼を執らう。度朔山上の章桃樹下に百鬼を
簡閲し、道理なく妄《みだ》りに人の禍害を為《な》す鬼を、荼と鬱と、葦縄で縛りて虎....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
気にかかって、 「一人でも討死をさしては、大将の面目が立たない」 そこで改めて
簡閲点呼を試みたが、真実、その朝ちゃんだけがいないのです。呼んでも返事がないので....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
れるのにつれ、もう全然僕などとは縁のない暮しをしているであろう。僕は四、五年前の
簡閲点呼に大紙屋の岡本さんと一緒になった。僕の知っていた大紙屋は封建時代に変りの....