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「簽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

簽の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
他に和田英作|満谷国四郎氏も通信している。正岡先生はこの絵ハガキを『仰臥漫録』とした帳面に張りつけて朝な夕なにながめておられたのであった。私は計らずも故正岡先....
小説 円朝 あとがき」より 著者:正岡容
し、ことごとく傾倒されていた故を以て我が江戸文学の恩師川柳久良伎翁には、見事な題《だいせん》を書いていただいた。好箇の記念たらしめたかったからである。また口絵....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、一冊の写本があったことを覚えている。それには、 不識庵様日用修身巻 という題がついていた。不識庵とは、いうまでもなく、上杉謙信のことである。書物の内容は、....
三国志」より 著者:吉川英治
なさい」 楊修は起って、書庫の棚から、一巻の書を取出し張松の手に渡した。 題には、孟徳新書とある。 張松は、ざっと内容へ目を通した。全巻十三篇、すべて兵....
三国志」より 著者:吉川英治
かるに、いつのまにか、薑は一巻の書物に変っていた。 見ると「孟徳新書」という題がついている。曹操は、皮肉を感じて、むッとしたが、いずれは、打ち殺さんという肚....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ところ、鷹野の狩装いはしていたが、獲物は持たぬ。そのうえ、手に披いていた漢書の題には“資治通鑑”としてあった」 「その資治通鑑とか申しますのは」 「近年、堂上....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
菩提寺の橋本|定芳師が上京の節、持参して来て、私に見せてくれたものである。 題は十兵衛の自筆でないが、最初の一枚の自序を見ると、 慶安二年丑己七月朔日 ....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
々筆を入れたらしく、「開運|日輪抄」と表題まで自分で附けた。――だがその表題の題も、年経て文字もかすかに手摺れてしまい、江戸時代になってから、何代目かの所蔵者....