米人[語句情報] »
米人
「米人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
米人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
、活々《いきいき》とした光が添い加わって、甲板の上を毎朝規則正しく散歩する白髪の
米人とその娘との足音がこつこつ快活らしく聞こえていた。化粧をすました葉子は長椅子....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
たからである。これに関して興味をもつ人はデンマーク人クローマン(Kroman)、
米人スタロ(Stallo)並びに有名な仏国数学者ポアンカレ(〔Poincare'....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
んとし、其の主力艦は既に布哇パール湾に集結を了したりとの報あり!」 「布哇の日系
米人、騒がず」 「墨西哥の首都附近に、叛軍迫る、一両日中に、クーデター起るものと....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
に三時間かけると全部死ぬ。二時間かけると、二週間後までに九割死ぬというのである。
米人はそんな場合は実際には起こり得ないと、非実際なるを嗤ったが、今日原子爆弾によ....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
焦土となると想像したものは頗る多かった。内地雑居となった暁は向う三軒両隣が尽く欧
米人となって土地を奪われ商工業を壟断せられ、総ての日本人は欧
米人の被傭者、借地人....
「地球要塞」より 著者:海野十三
は、ばかばかしいほど大仕掛けの戦備をととのえているのです。 近来《きんらい》汎
米人以外のいかなる外国人も、入国を許可しませんから従って、どんなに大仕掛けの戦備....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
に行て政府のために尽力したしと真面目に語りたることあり。 また維新の際にも或る
米人のごとき、もしも政府において五十万|弗を支出せんには三|隻の船を造りこれに水....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
貨店の使用人となった。なかに旧劇場で案内係をして居た一人の娘の親が英人の娘として
米人の使用人に変ることは英国の不節操であると同時に米国への屈従であると云って断然....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
に残すにたる檀香とも言うべきもの。それがドイツ語にもフランス語にも訳されて広く欧
米人に、出版後半世紀ならんとする今も、かなり広く読まれるのもけだしこのためにほか....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
先ず人種を改造するが先決問題であるというが博士の論旨で、人種改良の速成法として欧
米人との雑婚を盛んに高調した。K博士の卓説の御利生でもあるまいが、某の大臣の夫人....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
川谷の千仞の底より南方に尾を走らしているのが、瞬間的に光るのを見た。 やがて、
米人フィシャー氏、嘉与吉を案内として、南口から直接登って来た、氏は昨夜温泉で、我....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
びヤソ教を用うれば、国家を富強にすることを得べし、人知を発達することを得べし、欧
米人民の愛顧を受くることを得べし、開明社会と交際を通ずることを得べしと惑えるもま....
「西航日録」より 著者:井上円了
駕して、市街および公園を遊覧するに、市街はシナ人および土人群れを成し、その間に欧
米人あり、インドおよび諸島の人民ありて、黄赤黒白の雑種を一場に見ることを得たるは....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
うち、既婚者七十四人、未婚者六十七人、みな上流の紳士令嬢にして、英人過半を占め、
米人これに次ぎ、その他はフランス人、ドイツ人、南アフリカ人等なり。 午後六時出....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ドリヒ大王を非常に苦しめたのであり、また米国独立戦争には独立自由の精神で奮起した
米人が巧みにこれを利用した。 しかし軍事界は戦闘に於ける精神的躱避が大きいため....