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「米山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

米山の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山椒大夫」より 著者:森鴎外
が見えた。 ―――――――――――― ここは直江の浦である。日はまだ米山《よねやま》の背後《うしろ》に隠れていて、紺青《こんじょう》のような海の上に....
無題」より 著者:夏目漱石
門前市をなすだろうと思いました。丁度《ちょうど》それは高等学校時分の事で、親友に米山保三郎《よねやまやすさぶろう》という人があって、この人は夭折《ようせつ》しま....
雪の白峰」より 著者:小島烏水
焼山の蝙蝠《こうもり》は、糸魚川《いといがわ》方面からは、分明に見えるというし、米山に鯉があらわれると、魚が漁《と》れないという諺もある、頸城《くびき》郡の黒姫....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
とも伝えられる。 一挙に勝を収めた信長は、敢て今川勢を遠く追わずに、直に兵を間米山に集め義元の首を馬の左脇にさげて、日暮には清須に引上げた。まさに、神速なる行....
明治二十四、五年頃の東京文科大学選科」より 著者:西田幾多郎
*3とからかわれた。 当時の哲学科の学生には、私共の上のクラスには、両松本や米山保三郎などいう秀才がおり、二年後のクラスには桑木巌翼君をはじめ姉崎、高山など....
十二支考」より 著者:南方熊楠
雑誌の拙文には書かなんだが、『大清一統志《だいしんいっとうし》』九七に、山東省の米山は相伝う斉|桓公《かんこう》ここに土を積んで虚糧《うそのかて》と為《な》し、....
落第」より 著者:夏目漱石
であるが、僕の残った級《クラス》には松本亦太郎なども居って、それに文学士で死んだ米山と云う男が居った。之は非常な秀才で哲学科に居たが、大分懇意にして居たので僕の....
処女作追懐談」より 著者:夏目漱石
はいよいよそれにしようと決めた。 ところが丁度その時分(高等学校)の同級生に、米山保三郎という友人が居た。それこそ真性変物で、常に宇宙がどうの、人生がどうのと....
樹氷」より 著者:三好十郎
ねえで、飲みなんし」 その他ハッキリは聞えない。 お豊 (爪びきで低音で歌う米山甚句。三味線も歌もそれほどうまいとは云えない)溶けて、流れて、三島へ、くだる....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
化ではなかったかと私は見ている。並べるならば例はまだ幾つかあるが、たとえば越後の米山の神なども、現在は薬師様として祭られているが、たしか十二月の八日に立って出雲....