米糠[語句情報] » 米糠

「米糠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

米糠の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ざ来るものさえあった。 或日貴婦人が女中大勢を連れて店に来た。そして氷砂糖、金米糠などを買って、陸に言った。「士族の女で健気にも商売を始めたものがあるという噂....
奥の海」より 著者:久生十蘭
ているところへ、天保四年の飢饉のたたりで水のような粥にも事欠くようになり、大方は米糠や麦糠《ふすま》を糧にし、対屋の梁を伝う、やまかがしや青大将はご馳走のうちで....
おびとき」より 著者:犬田卯
しかし女房から頭ごなしにされると、何としても御輿を上げずにはいられなかった。 「米糠三升持ったら何とかって昔の人はよくいったもんだ」と呟きながら彼は沼へ下りて行....
食道楽」より 著者:村井弦斎
六・〇七 二・三六 七一・八三 四・六〇 一・一四米糠《こめぬか》 九・五〇 六・〇〇 三・三〇 ....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
もつその風土性を織込んだ産業として美しい一つと考えますが、ただその製造に当って、米糠や大根以外にことさらに砂糖や絵具を加えて、人工的にしかも一時的に味や色を出そ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
に当ります。もっとも前のような煉餌《ねりえ》でも材料が不足だったらば煮る物の中へ米糠《こめぬか》やフスマやあるいは麦糠などを加えて遣ります。ただ急劇に食物を変化....