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「米軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

米軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
。「こうなると、戦線が伸びるばかりで、結局要領を得にくくなる。杭州や寧波などに、米軍がいつまでも、のさばっていたんでは、今後の戦争が非常に、やり憎い」 「米国の....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、房州の附近へ姿を現わし、高度五百メートルで船を攻撃したという。 タラカン島へ米軍が、ラングーンヘ英軍が上陸している。 しかしわが特攻隊、今度はつづいて猛攻....
堕落論」より 著者:坂口安吾
疎開する大井広介と別れたときは東京からあらゆる友達を失った時でもあったが、やがて米軍が上陸し四辺に重砲弾の炸裂するさなかにその防空壕に息をひそめている私自身を想....
白痴」より 著者:坂口安吾
ウルを陥すな」とか「飛行機をラバウルへ!」とか企画をたてコンテを作っているうちに米軍はもうラバウルを通りこしてサイパンに上陸していた。「サイパン決戦!」企画会議....
保久呂天皇」より 著者:坂口安吾
、五年目から山の製造にかかったが、そのころ米ソの関係も険悪の度を加え日本の諸方に米軍基地の急造が目立つようになったので、さては水爆よけの防空濠を造っているに相違....
ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
の戦跡を訪ねて、アルゴンヌの森を抜けた。ロマーニュにはシメティエ・アメリケエン(米軍共同墓地)があり、付近にはシメティエ・アルマン(独軍共同墓地)が二つほど見ら....
裏切り」より 著者:坂口安吾
★ 生きかえったセラダは二十日あまり姿を見せませんでしたが、これは米軍だか米国の役人だかの取調べをうけていたのだということです。心中行までに彼が小....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
の一月と、三度にわたって北海道の北の海岸に空とぶ円盤が現れ、この日撃者はいずれも米軍の優秀な空軍将校で、その報告は具体的で精密で、ついに空とぶ円盤は、日本の空に....
東京宝塚劇場の再開に憶う」より 著者:小林一三
た米国の新聞記者のアーニイ・パイルの名を冠したアーニイ・パイル劇場として、永らく米軍の用に供しておったのでありますが、その間紆余曲折はありましたが、幸い昭和三十....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
空気を入れることが急務である。然らざれば、放送において日本の出しものが軽視され、米軍の放送にさらってゆかれるごとくに、映画もまた同一運命に陥るものと信じている、....
エキゾチックな港街」より 著者:小野佐世男
んか。 佐世保のステーションに着いたのは黄昏時で、なるほど、下車する人を見ると米軍の士官や水兵達が大きなトランクや袋なぞをかついで、赤帽達が大わらわである。こ....
望郷」より 著者:服部之総
ととのった形である。二十日私は旭川《あさひかわ》にいた。その前の日だったろうか、米軍ジェット機が旭川付近のどこかしらで墜落して、それを捜索するための小型機が旧練....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
ません。今度帰るとき将校連中はなんといいました?」 「仕方がないから一時はじっと米軍のいうとおり従っておれ。しかしいずれはかのドイツが立ち上がったように、われら....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
をもってアジアにのぞんでいるのが岸内閣の外交政策であります。それは昨年末とくに日米軍事同盟の性格を有する日米安保条約の改定と強化をし、更に将来はNEATOの体制....
硝子を破る者」より 著者:中谷宇吉郎
全く不必要に文化施設だの博物館の標本だのを破壊する心理は、私たちにも分らない。英米軍の人たちには、この「底知れぬ野蛮性」は恐怖の謎《なぞ》であったにちがいない。....