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粉になる
「粉になる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粉になるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
、唯一夜に正しく湯煎られた様に凋れて、明くる日は最早真黒になり、触ればぼろ/\の
粉になる。シャンとして居た里芋の茎も、ぐっちゃりと腐った様になる。畑が斯うだから....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
くても、こっちから下りて行く」 「危ないよ、上手に下りないと岩の上へ落ちて身体が
粉になるよ」 「大丈夫――宇津木様、こんな谷底で子供が一人で何をしているのだか、....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
南無観世音大菩薩………助けさせたまえと、散策子は心の裏、陣備も身構もこれにて
粉になる。 「お足袋が泥だらけになりました、直き其処でござんすから、ちょいとおい....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
のが二番粉三番粉となりますから家で拵《こしら》えた五、六番粉が売物屋の二番粉三番
粉になるのです」お登和嬢「お蕎麦はどういう風にお打《うち》なさいます、やっぱり少....