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粉食
「粉食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粉食の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「落雷のあと」より 著者:豊島与志雄
の占めていた場所が新たな空虚を拵えていました。その淋しく頼りない存在の母と妹が、
粉食ばかりに弱っていて、矢野さんところの残飯を有難がり、そして昔の夢を追って、鮨....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ことを考えている最中だ。今までの主食はクラシックで、この節毎日のように遣っている
粉食はロマンチックだ。いいかね。米の飯は国粋かね。先ず固有なもので、メリケン粉の....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
。 第二は、米食をさしあたり、現在の二分の一以下に減ずること。すなわち、残りは
粉食とすること。なお、「主食」なる観念を漸次なくすること。 第三は、畳の部屋を....
「うどんのお化け」より 著者:古川緑波
んを食うようになったのはそれ以来かも知れない。 ターキーは、うどんのみならず、
粉食なら何でも歓迎らしい。支那そば、雲呑《ワンタン》の、うまいところなんか、彼女....