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粋狂
「粋狂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粋狂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
僕は、全然の無経験者です」
それには、折竹もダネックも少なからず驚いた。冗談や
粋狂でゆける「天母生上の雲湖」ではない。きっとこれは、いい加減なところまで往って....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ここにあり、という宣伝にもなる、が、何も御存じない連中には、大きな茶壺をしょって
粋狂な! としか見えません。 品川から大森の海辺へかけては、海苔をつけるための....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
をせぬ)……もう一月の余も、お前さんの為に、手引をしたり駆け歩いたり私もよっぽど
粋狂な、今夜なぞも、この外をあっちへ行ったりこっちへ廻ったりして見張っている間、....
「テレビの科学番組」より 著者:中谷宇吉郎
れで、必要性は皆が十分認めていながら、テレビで物理の指示実験をやって見せるような
粋狂な人は、滅多にない。しかし誰かは一度やってみる必要があるので、この四月の毎日....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
捕まったら、獄門でしょうね」 「油煎りになるかもしれねえ。金にもならねえことを。
粋狂なやつらだ。――お袖、飯をくれ」 飯茶碗を持ちながら、梅賀は、ちらと、そこ....