粋筋[語句情報] » 粋筋

「粋筋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

粋筋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
まもねえんですよ。御前の前《めえ》で素《す》のろけらしくなりやすが、ちっとばかり粋筋《いきすじ》な情婦《いろ》がごぜえやしてね、ぜひに顔を見てえとこんなことを吐....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
大分御退屈のようでござりまするな」 「退屈なら何といたした。身共にもゆうべのその粋筋な向きとやらを、一人二人世話すると申すか」 「御所望でござりましたら――」 ....
殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
ことはないんだ。今日がはじめての会見さ」 「なあんだ。しかし君のことだから、別に粋筋というわけでもなかろうが……」 「無論だ。事件の依頼人なんだよ。残念ながら、....
出家物語」より 著者:坂口安吾
、女の通る姿を見かけるたびにドキリときて、気が気じゃない。五十オヤジのホテイ腹に粋筋が秘めてあるとは知る由もないお客が、握ると落付かなくなるもんじゃねえか、など....
カストリ社事件」より 著者:坂口安吾
社長の顔を見てごらんなさい。やつれていますよ。これは、キヌギヌの疲れ、などという粋筋のものではない。生活難です。 「オイ、居ると云っちゃ、いかん。居ると云っちゃ....