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粒揃い
「粒揃い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粒揃いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
い長面で、感じの好い方ではなく、芸もいくらか下地はあったが、もちろん俄仕込みで、
粒揃いの新橋では座敷の栄えるはずもなく、借金が殖える一方なので、河岸をかえて北海....
「旅愁」より 著者:横光利一
団体の幟が中核をなす赤旗ばかりになって来ると、眼の光りも異様な殺気を帯び、腕組む
粒揃いの体の間から勝ち誇った巌乗な睥睨が滲み出て来た。みな誰も紺の背広にネクタイ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
おなりです。東宝で「忠臣蔵」を御覧になり、今夜歌舞伎を御覧になり、随分お話の種は
粒揃いです。多賀ちゃん、毎日ハガキで家の様子知らして来るので、御安心です。
明....