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「粒銀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

粒銀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
名人はとんちゃくがない。 「ああ、できたか。ご苦労ご苦労。ほら代をやるぞ」 小粒銀をころころと投げ出して、両手にぶらさげると、やっていったところがまた不思議で....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、紙入れはある。物取り強盗、かすめ取りのつじ切りでもないとみえて、小判が五枚と小粒銀が七、八ツ、とらの子のようにしまわれている紙入れがちゃんとあるのです。 「は....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
へ使うたあ気に入った。めんどうくせえから、みんなはたいてやらあ。ね、ほら、まだ小粒銀が六つ七つと、穴あき銭が二、三枚ありますよ。けえりにあんころもちでも大福もち....
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
ら受け取ったお金の中に一粒、贋の銀貨がまじっていた。取かえていただきたい。」と小粒銀一つ投げ出す。 「は。」と言って立ち上ったが、銀一粒どころか、一文だって無い....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ないのかしら……」 「どれ、拙者が喜捨してつかわそう」森啓之助が、なにがしかの小粒銀を紙入れからつかみだして、手欄の方へ立ち上がった。 「森様、お包み致しましょ....