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粗織
「粗織〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粗織の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「伸子」より 著者:宮本百合子
なく、 「馬にお乗りになるの?」 ときいた。佃は上着だけ背広を着、下にカアキ色の
粗織襯衣《あらおりシャツ》と膝まである長靴を穿いていた。佃は伸子の問いにかえって....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
ている。そこにひとたばの藁《わら》が投げだしてある。囚人は夏も冬も、麻のズボンに
粗織の上衣をつけたまま、そこで休息し眠るものとされている。 頭の上には、空のか....