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粗面
「粗面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粗面の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳥」より 著者:横光利一
わたし》はそのときいつものように噴火口《ふんかこう》から拾《ひろ》って来《き》た
粗面岩《そめんがん》の吹管分析《すいかんぶんせき》にかかっていると、突然《とつぜ....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
が、やがて不意に顔を上げると、今度は助役に向って、「この駅の附近の線路で、道床に
粗面岩の砕石を敷詰めた箇所がありますか?」 するとその問に対して、助役の代りに....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
いないと言っているのはよくわからない。また海水のごときは水の円滑な元子の間に塩の
粗面的な元子が混合しているが、地下で濾過されれば、水だけが通過すると言っている。....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
、また山側の崩壊が稀で洪水も少ないと見えて、岩石に稜角がなくて水苔が生じていて、
粗面質の岩石でも往々に足を辷らして、危険千万であるから歩行に非常の注意を要する、....
「台川」より 著者:宮沢賢治
《あみ》。 〔この山は流紋凝灰岩《りゅうもんぎょうかいがん》でできています。石英
粗面岩《せきえいそめんがん》の凝灰岩、大へん地味《ちみ》が悪《わる》いのです。赤....
「イギリス海岸」より 著者:宮沢賢治
し込《こ》んだのでした。その火山灰《かざんばい》は西の二|列《れつ》か三列の石英
粗面岩《せきえいそめんがん》の火山が、やっとしずまった処《ところ》ではありました....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
が途切れた長い洞穴を見るようだ。それが可なりの距離に亘って連続している。岩は石英
粗面岩ではないかと思った。この乗り出している岩の天井は縦に裂け目がついていて、剥....