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「粘性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

粘性の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
テンベルグ陽像などといくぶん似た部類に属するものがある。それは二枚の平面板の間に粘性あるいは糊状の液体を薄層としてはさんでおいて、急にその二枚の板を引き離すとき....
笑い」より 著者:寺田寅彦
結果が演繹される。たとえば笑いやすい人と笑いにくい人などの区別が、力学の場合の「粘性」や「摩擦」に相当する生理的因子の存在を思わせる。粘液質などという言葉が何か....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
うではないそうです。火山弾を打ちあげるだけで、ほとんど黒煙をともなわない。熔岩に粘性が少いと噴煙がないのだそうで、富士山などもそういう性質の山だそうだ。しかし黒....
アラスカの氷河」より 著者:中谷宇吉郎
質は、流体が層状流となって流れるときには、常にあらわれる性質である。流体が、その粘性によってきまる特定の流速以下で、ゆっくりと流れる場合は、渦が起きないで、流線....