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「粛軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

粛軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
て曖昧に私語的に表現する処によると、大将は某革新的事件の主脳部だったから、それが粛軍中の軍部にとって同大将を肯んじ難い所以だという(但し反対に宇垣では急進的な部....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ッショ的運動も亦、今年度に入って、頓に盛んになったと云ってよい。勿論之は事件後の粛軍運動を契機としたものであって、民政党の斎藤隆夫氏の軍部大臣に対する質問演説は....
言いたい事と言わねばならない事と」より 著者:桐生悠々
損害を被った。だが、結局二・二六事件を見るに至って、今や寺内陸相によって厳格なる粛軍が保障さるるに至ったのは、不幸中の幸福であった。と同時に、この私が、はかない....
政治の論理と人間の論理」より 著者:三木清
ヴェート自身も余儀なくされているいわゆる準戦時体制の強化の必要から、今度のような粛軍および清党工作が行なわれねばならなかったと見ることができる。したがってそれは....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
た。そして今年の上半期はその続きだったわけである。二・二六事件によって契機された粛軍の必要、今年に這入ってからの北支工作の一時的行きづまりなどは、宇垣内閣の流産....