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粥腹
「粥腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粥腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ろまん灯籠」より 著者:太宰治
床の口述筆記は、短い割に、多少の飛躍があったようである。けれども、さすがに病床の
粥腹《かゆばら》では、日頃、日本のあらゆる現代作家を冷笑している高慢無礼の驕児《....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
う枝元老人から手紙が来て(企画用紙送り来る)「この用紙を届けに行くべきながら、お
粥腹で歩けないので、郵便にします」と断りの文句があった。 自分もこの二、三日腹....
「周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
山神応是春風開 右従行喜田博士探検隊一行垂教有感賦以呈乞叱正 というのだ。お
粥腹を懐炉で助けつつ寒中を登山した記念としてここに掲げておく。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
りの古式もあるのだが、家族はおらず、時もこんな場合である。頼春の給仕のみで、すぐ
粥腹に鎧を着込む。 かつての元弘の年。 はじめて、彼が高時の命で上方へ出陣し....