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精度
「精度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
精度の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
ある。それは当然工作機械の専門的分化(万能工作機の回避)が必要である。之によって
精度は量的に向上するばかりでなく質的に転化を遂げる。と云うのは、専門的に分化した....
「量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
た考察なしには手を出せないことは言うまでもないことであるが、その際得る数字の最高
精度は少なくも最初には必ずしも問題にならないのである。おもしろいことにはこの種の....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
不決定論の根拠はハイゼンベルクの不決定性の原理測定する場合、常に一方の量の測定の
精度を犠牲にしなければ他方の
精度を得ることが出来ない。 この関係は物理学的測定....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
。即ち、社会科学の実験に於ける測定なるものを一般的に行ない得ると仮定すれば、その
精度は極めて低いだろうからその低い
精度に照せば所謂不精密な社会科学的対象に就いて....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
、自分の専門分野における一人ぎりの常識にしばられて、妙に相手を見くびり常識範囲の
精度に酔払っていたように見うけられるが、われわれの日常生活にも愛きょうのある常識....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
のである。球が小さくなると少し半球から偏差が出来るのであるが、われわれの要求する
精度の範囲内では、半球と見て差支えない程度である。 第33図 次に結晶の落下....
「立春の卵」より 著者:中谷宇吉郎
のである。五徳の三本脚あるいは四本脚の間隔は、約十分の八粍であるから、半粍程度の
精度で中心を巧くとれば、卵は立派に立つわけである。それくらいの
精度でよければ、人....
「地球の円い話」より 著者:中谷宇吉郎
ることになるのである。 言うまでもなく、測定は人間が機械を用いて行うので、その
精度には常に一定の限界がある。言い換えれば、物理の方で測定値として取扱う数値には....