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「精鋭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

精鋭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
軍用鮫」より 著者:海野十三
祝電であろうと思って読んでみると、 「貴様の撃沈したのは、あれはみな、わが海軍の精鋭軍船である。貴様のために、わが政府は、ついに最後の海軍をことごとく失ってしま....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ていたのであります。今度いよいよ戦争の幕をあけて見ると、ドイツ機械化兵団が極めて精鋭且つ優勢であるのみならず、一般師団の数も仏英側に対しドイツは恐らく三分の一以....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
一定の間隔を保って、見事に整列していた。もう千メートルほど、近かったら、我が軍の精鋭なる巡洋艦隊は、可也大きい損傷を蒙る筈であった。 五秒、十秒、十五秒、煙り....
海底大陸」より 著者:海野十三
属する空軍の出動だ。 無線がはいってきた。 司令ラスキン大尉のひきいる英国の精鋭機だ。 一機が編隊列をはなれて、低空飛行にうつった。そしてルゾン号のそばに....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
鳩一羽さえ、通さないぞといったような、地上からの完全弾薬は、いかに敵の空襲部隊が精鋭であっても、これ以上キンギン国の領土内に侵入することを許さなかった。それは、....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
り、駕籠に乗ったより、一層|鮮麗なものだと思う。その上、選抜した慓悍な黒潮騎士の精鋭|等に、長槍をもって四辺を払わせて通るのです。得意思うべしではないのですか。....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
だった。 もちろんロッセ氏も、共に博士の客であった。 弩竜号は、おどろくべき精鋭なる武装船であった。総トン数は、一万トンに近かったが、潜水も出来るし、浮かべ....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
声で、最後の言葉を送った。 そのとき、夜は、ほのぼのと、明け放れた。頭上には、精鋭なるドイツ機隊の翼の輝き、そして海岸には、平舟の舷をのり越えて、黒き洪水のよ....
七宝の柱」より 著者:泉鏡花
が満ちて見える。かつ柄も長くない、頬先に内側にむけた刃も細い。が、かえって無比の精鋭を思わせて、颯と掉ると、従って冷い風が吹きそうである。 別に、仏菩薩の、尊....
東京要塞」より 著者:海野十三
を新調して贈ってくれるというのさえ大変なことだのに、その上、昨年建造したばかりの精鋭マール号をその荷船として派遣するなんて、ちと大袈裟すぎると思わないか」 「時....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
がぐるっととりまき、一片の浮木も飛行島に近づけまいとしている。 空には、空軍の精鋭が、かたい編隊をくんで、もし空から近よる敵機あらば、何国のものたるをとわず、....
空襲警報」より 著者:海野十三
が届いたことだった。 「姉さんと正坊、万歳!」 それからもう一つの快報は、わが精鋭なる爆撃隊が、突如S国に侵入し、やがて、第二の日本大空襲を準備しつつあった敵....
ルネ・クレール私見」より 著者:伊丹万作
最もすぐれた喜劇作者であるゆえんは一にこの技巧と機知にかかつている。 彼が持つ精鋭なる武器、斬新なる技巧と鋭角的な機知をさげて立ち現われると我々はそれだけでま....
ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
座敷だの、かねて照準を合わせた処を、夢中で覗く事を忘れない。それにこの器は、新式精鋭のものでない。藩侯の宝物蔵にあったという、由緒づきの大な遠目金を台つきで廻転....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
川三百年太平の結果である。 2、攻撃威力が防禦線を突破し難き事 如何に軍隊が精鋭でも装備その他の関係上防禦の威力が大きく、これが突破出来なければ決局決戦戦争....