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糅然
「糅然〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
糅然の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
の前に書いたところへ眼を通した。すると、これもまたいたずらに粗雑な文句ばかりが、
糅然《じゅうぜん》としてちらかっている。彼はさらにその前を読んだ。そうしてまたそ....
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
《も》らして、のけざまに床の上へ倒れた。それを見た女たちは、皆悲鳴を挙げながら、
糅然《じゅうぜん》と四方へ逃げのいた。燈台の倒れる音、けたたましく犬の吠える声、....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
しようと云うので今まで静まり返っていたやからが、紛然《ふんぜん》雑然《ざつぜん》
糅然《じゅうぜん》としてあたかもコンノート殿下歓迎の当時における都人士狂乱の態度....