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「糊刷毛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

糊刷毛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
彼は昔の彼ならず」より 著者:太宰治
仮表装の北斗七星の四文字である。文句もそうであるが、書体はいっそう滑稽であった。糊刷毛《のりはけ》かなにかでもって書いたものらしく、仰山に肉の太い文字で、そのう....
伸子」より 著者:宮本百合子
で頑張ってやる。その時もその伝であった。すると、敷石を靴で来る跫音がした。伸子は糊刷毛《のりばけ》を手に持ったまま耳を澄した。 「――御免なさい」 伸子は、そ....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
りとしとしと載せ、重ねて、揃えて、整えて、またパタパタと四方から包み、サッサッと糊刷毛で掃き、レッテルを貼り、押し、叩き、次の荷造場へ送る中年おんなの活躍もさる....