» 糊口を

「糊口を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

糊口をの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
村民のごとく農業をとるを常とす。なんとなれば、村落の住僧は寺務の所得のみにては、糊口をみたすことあたわざればなり。その生計かくのごとく窮するをもって、学問を修め....
「二少女」より 著者:国木田独歩
も角お秀と一所に暮していた。それも多少は祖母を引うけた家から扶助でもらって僅かに糊口を立てていたので、お秀の給料と針仕事とでは三人の口はとても過活されなかった。....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
う一札をいれて、銀行の方はクビになった。その後はソバ屋の出前持に落ちぶれて辛くも糊口をしのいでいた。 兄の正司も三十となり、なんとかして嫁をもらって一戸をたて....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
う有様であるから、とても普通の小供のように一通りの職業を習得するは思いも寄らず、糊口をすることが関の山でありました。その中、兼松も段々人となり、妻をも迎えました....
「蓮月焼」より 著者:服部之総
しめて躬《みずか》ら歌を題して与ふ。蓋《けだ》し尼の製陶を模する者数十名、ために糊口を得るは尼の悦ぶところなり。また国々より上京する者詠歌を乞ふの繁なるを厭《い....
「『静かなる愛』と『諸国の天女』」より 著者:宮本百合子
い男であった。祖父母に生活能力がなくて、みじめな貧しさのなかで孫が働き、辛うじて糊口をつないだ。世間には男の児だとそういう境遇のめぐり合わせにおかれるものも決し....