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「糒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

糒の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道楽と職業」より 著者:夏目漱石
きていても内部の生活はむしろバラバラで何の連鎖もない。ちょうど乾涸《ひから》びた《ほしい》のようなもので一粒《ひとつぶ》一粒に孤立しているのだから根ッから面白....
李陵」より 著者:中島敦
途《みち》はないではないか。諸将僚もこれに頷《うなず》いた。全軍の将卒に各二升の《ほしいい》と一個の冰片《ひょうへん》とが頒《わか》たれ、遮二無二《しゃにむに....
十二支考」より 著者:南方熊楠
属としたのじゃ。『天正日記』に奉行青山常陸介の衆の馬、浅草観音寺内に乾《ほ》した《ほしいい》を踏み散らし、寺家輩と争論となる、常陸衆、観音の眷属たる馬が観音の....
獄中生活」より 著者:堺利彦
だと予は思うた。その夜はそのままフロックコートの丸寝をやった。 二十一日の朝、のような挽割飯を二口三口食うたばかりでまた取調所に引出され、午前十時頃でもあっ....
雪の宿り」より 著者:神西清
その未の刻もおっつけ終る頃でございましたろうか。わたくしどもは、兼ねて用意のなどで腹をこしらえ、お文庫の残った上はその壁にせめて小屋なりと差掛け、警固いた....
平家蟹」より 著者:岡本綺堂
き分けのよい児じゃ。その代りには何がよかろうぞ。おお、これがよい。(腰をさぐりてを入れたる麻の袋をとり出す。)さあ、これをやる程に、蟹は早う放してやったがよい....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
催す。土肥春曙、東儀鉄笛、水口薇陽ら出演。狂言は新作の「妹背山」と「孤城落月」の蔵。 ○三月十一日、四代目岩井松之助、北海道の旅興行中に死す、四十九歳。大酒の....
食道楽」より 著者:村井弦斎
第十三 セーゴのマッシ セーゴとは西崑米《さいごんまい》といって我邦の道明寺《どうみょうじほしい》に似た小さい円《まる》い粒で、煮ると粘着性《ねばりけ》の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
もちろん、それいぜんから、山上にはあらゆる貯備に努めてはいた。 焼米、道明寺|。 河内名物のドロ芋。 その茎を干したずいき。 また梅漬け、干柿、栗、お....