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糸枠
「糸枠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
糸枠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天守物語」より 著者:泉鏡花
える姿、鼓の緒の欄干に、あるいは立ち、あるいは坐て、手に手に五色の絹糸を巻きたる
糸枠に、金色銀色の細き棹を通し、糸を松杉の高き梢を潜らして、釣の姿す。 女童三人....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
かかっているんです。図取は新聞にも出ていました。台石の上へ、見事な白い石で大きな
糸枠を据えるんです。刻んだ糸を巻いて、丹で染めるんだっていうんですわ。」 「そこ....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
一という年上の子は街の中で凧をあげるから持っていてくれと言って、私が持っていると
糸枠を持って駈け出してその勢いで凧があがった。今度は私のを持っていてくれと言って....