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糸繰り
「糸繰り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
糸繰りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田舎教師」より 著者:田山花袋
、二人は話しながらゆるやかに歩いた。野の角に背を後ろに日和ぼっこをして、ブンブン
糸繰り車をくっている猫背の婆さんもあった。名代の角の饂飩屋には二三人客が腰をかけ....
「糸車」より 著者:寺田寅彦
と唸り音の交響楽が奏せられていた。 祖母の紡いだ糸を紡錘竹からもう一ぺん四角な
糸繰り枠に巻き取って「かせ」に作り、それを紺屋に渡して染めさせたのを手機に移して....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ということは、彼らのために非常なる大打撃でなければならぬ。勿論|養蚕とか地機とか
糸繰りとか、若干農村に縁のある内職も探し得たであろうが、何にしても労働が土と関係....