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「糸芯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

糸芯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
像しているんだよ。知っての通り、残蝋が鉄芯の止金を越えて盛り上っている。だから、糸芯の周囲の蝋が全部熔け落ちてしまうと、芯が鉄芯にくっついて直立して、下端のわず....
老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
……?」 「首をひねっておるが、何としてじゃ」 「ちといぶかしゅう厶ります。油も糸芯も充分厶りますのに――」 「喃!……充分あるのに消えると申すは不思議よ喃。も....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
っておいてやる気にしかならず、全く寿の存在が、ここへ帰っても、遠い江場土に小さい糸芯ランプの灯がぽつりとついていてそこに浮んでいるちょいと煤のくっついたあのひと....