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糸魚
「糸魚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
糸魚の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
たる時代の人間の夢が住む、幽寂の谷である、何故かというに、善光寺街道、木曾街道、
糸魚川街道などを、往《ゆ》き来《か》う昔から今までの旅人が、振り仰いで見たのは、....
「雪の白峰」より 著者:小島烏水
て、一間位の大きさに見えるそうである)と同じであるし、焼山の蝙蝠《こうもり》は、
糸魚川《いといがわ》方面からは、分明に見えるというし、米山に鯉があらわれると、魚....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
、乗鞍大池小屋に泊っても明日は楽です。第六日、姫川を下って大野村から自動車に乗り
糸魚川にいたる。後|親不知の嶮を見、市振で午後五時三十七分の汽車に乗れば、金沢へ....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
ります。伏木から汽船に乗りますと、富山の岩瀬、四日市、魚津、泊となって、それから
糸魚川、関、親不知、五智を通って、直江津へ出るのであります。 小宮山はその日、....
「取舵」より 著者:泉鏡花
天変の大頓挫にあらざるなきか。 船は十一分の重量あれば、進行極めて遅緩にして、
糸魚川に着きしは午後四時半、予定に後るること約二時間なり。 陰※たる空に覆れた....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
、汽車は、越前の三国、敦賀。能登の富来、輪島。越中の氷見、魚津。佐渡。また越後の
糸魚川、能生、直江津――そのどこへ売られたのか、捜しようがなかったのです。 六....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
の結果は、明らかに大地の隆起沈降を証明いたしております。中仙道を初め、三州街道や
糸魚川街道、さらに北信では、あの千曲川から信濃川に沿って、その道路上に二キロ毎に....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
と見る方が正しいようだといわれるのである。 巴が落ちのびた地は富山であり、後、
糸魚川に移り、木曾へ帰る機をうかがっていたが、やがて直江津の国府に庵を結び、晩年....