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紀伊国屋
「紀伊国屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紀伊国屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今日の読者の性格」より 著者:宮本百合子
話がかかって、四十円ほど本を見つくろって届けて下さいと云った家があるとか、新宿の
紀伊国屋かどこかへ若い職工さんが入って来て、百円札出してこれだけ本をくれと云った....
「ヴォルフの世界」より 著者:宮本百合子
この間さがさなければならない本があって銀座の
紀伊国屋へよったらば、欲しいものはなかったかわり、思いがけずパウル・ヴォルフの傑....
「文化生産者としての自覚」より 著者:宮本百合子
話が生れた。その中に、インフレーションで急に金まわりのよくなった若い職工さんが、
紀伊国屋書店にあらわれて、百円札を出し、これだけ本をくれ、といったという話がひろ....
「細木香以」より 著者:森鴎外
の侍の手を捩じ上げて花道から出て侍等を懲す。侍等は花道を逃げ入る。この時権十郎の
紀伊国屋文左衛門が暖簾を搴げて出る。その拵は唐桟の羽織を著、脇差を差し駒下駄を穿....
「西荻随筆」より 著者:坂口安吾
三人四人たちまちかり集めることができるが、新宿には、その当てがない。一人、居た。
紀伊国屋の田辺茂一先生。これは、ふとっていて、睨みがききそうである。喜び勇んで紀....
「紅白縮緬組」より 著者:国枝史郎
金銀を幾千ともなく儲け、湯水のように使い棄てた。 しかし豪奢なその銀座衆さえ、
紀伊国屋文左衛門には及ばなかった。奈良屋茂左衛門にも勝てなかった。そしてこの両人....
「日記」より 著者:宮本百合子
ったら単行本とする事に決す。 十一日 終りの方をかきなおすのが出来て箱根葦の湯
紀伊国屋へ御送りする。 十三日 小此木先生に坪内先生の事を御ききいただき、「追憶....