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紀元前
「紀元前〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紀元前の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
第八室に入ると、ここは参考標本室であった。人造人間の博物館ともいうべきところで、
紀元前四世紀以来、人知が考え出した人造人間のありとあらゆる模型が陳列されてあった....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
て特別の注意を引かれていたものである。タレース(Thales)は、また実に(西暦
紀元前約五五〇年)万物は水より成ると言っているのである。煮沸器内の水を煮詰めてし....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
時代北方作家の無趣味な道徳思想とは全く相容れない一種の理想主義である。老子は西暦
紀元前四世紀の人である。 道教思想の萌芽は老※出現の遠い以前に見られる。シナ古....
「あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
めこ》んであるというところから、その物語は二百頁も続く。――「声論」という題で、
紀元前二百年頃のアンセルムと呼ばれた哲学者の研究した、我々人類その他の生物及び無....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
緒言 今からもう十余年も前のことである。私はだれかの物理学史を読んでいるうちに、耶蘇
紀元前一世紀のころローマの詩人哲学者ルクレチウス(
紀元前九八―五四)が、暗室にさ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
》してみることである。すると、おそらく相当の数の生返り人が出来るであろう。中には
紀元前何万年の人間もいるであろうから、彼らにいろいろ質問することによって、大昔の....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
今の都会文化はここへ来て木っ葉微塵だ。この恐怖すべき湖の沈黙、戦慄せざるを得ない
紀元前の威圧、鬱然として木の葉も波もそよがない凝結、これらの前に立って誰かよく頭....
「津浪と人間」より 著者:寺田寅彦
は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。
紀元前二十世紀にあったことが紀元二十世紀にも全く同じように行われるのである。科学....
「「沈黙」の話」より 著者:豊島与志雄
ンジェー・フェローが、同じような話をアフリカ西岸で聞き取っている。遙に溯っては、
紀元前五世紀のギリシャの史家ヘロドトスが、既に書物の中に記述している。 ヘロド....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
保護して、それが彼らに何の害を与えたかを尋ねる。それに対して、ブレンヌス(訳者注
紀元前四世紀にローマを略奪せしゴールの首長)は答える。『しからばアルバは、フィデ....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
やプラトンの説をよく消化して、問題のうちに点出した。彼は輪廻を学び、ピタゴラス(
紀元前のギリシャの哲学者)の説を信ずるもののようである。それらを論じているうちに....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
うどまっ唯中、北緯二十度から三十度辺にかけておそろしい藻の海がある。 これは、
紀元前カルタゴの航海者ハノンが発見したのが始め。帆船のころは、無風と環流のためそ....
「怪談綺談」より 著者:小酒井不木
てロンドンの大英博物館にエジプトのある王妃の木乃伊が陳列された。記録によると西暦
紀元前千六百年にテーベスに住んだ人であると分った。 ところが発掘に加ったド氏は....
「荘子」より 著者:岡本かの子
紀元前三世紀のころ、支那では史家が戦国時代と名づけて居る時代のある年の秋、魏の都....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
のが残っている、リグヴェーダ(梨倶吠※)というものがその侭に残っているから、是は
紀元前五千年くらい前から始まっているのだろうということをいう人もあるのであります....