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紀州犬
「紀州犬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紀州犬の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
さん」 「犬にやられたんだ」 「ま、どこの犬」 「お城の――」 「アア、あの黒い
紀州犬。あの犬じゃ、いくら城太郎さんでもかなうまいよ。いつかも、お城の中へ忍び込....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の視線とは、ぶつかり合うよしもない。 なるほど、立派な犬が人々の蔭にいたのだ。
紀州犬としても優れた名犬にちがいなかろう。琥珀色にかがやく眼、黒く濡れ光っている....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
、麓近くで「小坂村郵便局」とあるのを、ちらと見たと思うと、 「犬を見ましょうや。
紀州犬ですぞ。すばらしいのが、そこの家には生まれているはずだ」 急に、トヨペッ....