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紅灯
「紅灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紅灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「京に着ける夕」より 著者:夏目漱石
の色をゆかしきもののように、遠く眼《まなこ》を微茫《びぼう》の底に放って、幾点の
紅灯《こうとう》に夢のごとく柔《やわら》かなる空想を縦《ほしい》ままに酔《え》わ....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
白面病弱の坊ちゃんが、急に、自らの純潔を恥じ、半夜、父の邸《やしき》を抜け出して
紅灯の巷《ちまた》をさまよい歩いた。ヴィヨンを気取り、カサノヴァを気取る此の軽薄....