紅皿[語句情報] » 紅皿

「紅皿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紅皿の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蒲団」より 著者:田山花袋
斎にある西洋本箱を小さくしたような本箱が一閑張の机の傍にあって、その上には鏡と、紅皿と、白粉の罎と、今一つシュウソカリの入った大きな罎がある。これは神経過敏で、....
遠野物語」より 著者:柳田国男
れより糠屋の隅を見に行きしに娘の骨あまた有りたり。 ○糠屋は物おきなり。 一一八紅皿欠皿の話も遠野郷に行なわる。ただ欠皿の方はその名をヌカボという。ヌカボは空穂....
大岡越前」より 著者:吉川英治
衣更え。……どうだ、いっそこのまま、夫婦になろうか」 「ふ、ふ、ふ……」お袖は、紅皿を持ちながら、唇を反らして、鏡の中で笑っていた。 「なにを笑うんだ」 不伝....