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純直
「純直〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
純直の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
こがれおぼれて、いわば恋以上の恋ともいうべきものを崇拝的にささげていた岡が、あの
純直な上品なそしてきわめて内気な岡が、見る見る葉子の把持《はじ》から離れて、人も....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
この事実は深き疑団とならずにはいなかったろう。何故に悪が善に勝つかということほど
純直な童心をいたましめるものはないからだ。 彼は世界と人倫との究竟の理法と依拠....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
今にして考えるに、私は確かに常規で測られぬ詩人的素質なのらしい。よく二十歳の時、
純直にお嫁が欲しいと叔母に打ち明けられたと思うのだ。その当時は気が付かなかったが....