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「純粋経験〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

純粋経験の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
、第一編第四編という順序に後から附加したものである。第一編は余の思想の根柢である純粋経験の性質を明《あきらか》にしたものであるが、初めて読む人はこれを略する方が....
フランス哲学についての感想」より 著者:西田幾多郎
中に知られていない頃であって、私もその如何なる人かを知らなかった。ただその頃私は純粋経験という考を中心として考えていたので、 〔Sur les donne'es....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
らの思惟も混じない事実そのままの現在意識をもって実在とするのであって、氏はこれを純粋経験と名づけている。近世の初め、経験論を力説したのはベーコンであるが、その経....
範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
いない。それは手懸りではあるが方法ではない。例えばデカルトの Cogito とか純粋経験とかいう出発点は出発の仕方を――方法を――已に指定している哲学的に築かれ....
クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
、とに角建前だけでも文化の哲学であるという点が今意味のある処だとすれば、例えば「純粋経験の批判」に於ける所謂経験批判論や、イェルザレムの批判主義である「人間理性....