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「純色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

純色の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
ちに燃ゆるような熱情を籠めた眼付で、今一度、吾輩を見上げ見下した。吾輩はその瞬間純色透明になったような気がした。この素寒貧姿を見上げ見下ろされては、腸のドン底ま....
能とは何か」より 著者:夢野久作
そこを悟ったものかドウかわからぬが、この頃の新しい劇で背景を白と黒の線、又は単純色幕の組合わせで感じだけ扱って行く研究が行われているとか聞いた。多分西洋の事と....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
持っていました。この栃の木という材は、材質が真白で、木理に銀光りがチラチラあって純色の肌がすこぶる美しいので、かつてこの材を用いて鸚鵡を作り、宮内省の御用品にな....