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「紙価〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紙価の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
ふ》愚夫《ぐふ》相手の戯作の筆を下ろしゃあ、それ、よく言うやつだが、一気に洛陽の紙価を高めというやつさ。版元《はんもと》は先生の名を神棚へ貼って朝夕拝みやしょう....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
るものはもって恥となし、一度読みたるものは嘖々《さくさく》その美を嘆賞し、洛陽の紙価これがために貴しという盛況を呈した。そしてこの書の名声と倶《とも》に高まった....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に書き入れしめて然るべしだ。 随分日も永いがこんな脱線を続くるとこの狭い町内の紙価を傾ける道理故一心に猪の話を書き続けよう。天主教は唯一上帝を尊むとは口先ばか....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
、容易に肯いて貰えるだろうが、それにしても春のやおぼろが『書生気質』一篇に洛陽の紙価を高らしめたは翌明治十八年であるが、年譜に拠ると『春風情話(ランマムープの新....