紙屋川[語句情報] » 紙屋川

「紙屋川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紙屋川の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
られてあった。朝夕に読誦される阿弥陀経は支那の紙ではもろくていかがかと思召され、紙屋川の人をお呼び寄せになり特にお漉かせになった紙へ、この春ごろから熱心に書いて....
高瀬舟」より 著者:森鴎外
のでございます。そのころわたくしどもは北山の掘立小屋同様の所に寝起きをいたして、紙屋川の橋を渡って織場へ通っておりましたが、わたくしが暮れてから、食べ物などを買....
私本太平記」より 著者:吉川英治
でも、窓は小さいが」 「だいじょうぶ。おらの体はもっと小さいぜ」 「外は、たしか紙屋川だし」 「だからなおいいよ。みんなの帯をつないでおらに持たしてさえくれれば....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
なってからの書でしょうと、まず書の方にほぼ見極めをつけていただいた。 G氏は、紙屋川の法輪寺の住職で、ここは愚堂の師、大愚和尚の住んでいたお寺である。で、寺に....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
にも、従事しなければならなかったに相違ない。宝永七年に、京都北山甚兵衛|開の中|紙屋川付近の畠番らが、生活に窮した結果六条村エタ年寄の組下になり、雪駄直しの仲間....