紙屋治兵衛[語句情報] »
紙屋治兵衛
「紙屋治兵衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紙屋治兵衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
い。「喫茶店」が「サロン・ド・テー」になりかけているけはいもみえる。花道へ現れた
紙屋治兵衛に「モダンボーイ」と呼びかける弥次馬の声などもただ笑って聞いてばかりも....
「別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
す、と言う。 私は、全然直ぐそれを本当とは思わなかったけれど、女の口に乗って、
紙屋治兵衛の小春の「私一人を頼みの母様。南辺の賃仕事して裏家住み……」という文句....
「豊竹呂昇」より 著者:長谷川時雨
と一脈共通のところがあるかと思われる。鴈治郎が町人の若旦那伊左衛門、亀屋忠兵衛、
紙屋治兵衛に扮《ふん》してもっとも得意なように、呂昇は町人の若女房が殊更《ことさ....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
彼女たちは後に、芝居でする「天の網島」を見てどんな気持ちに打たれたであろうか、
紙屋治兵衛《かみやじへえ》は他人の親でなく、浄瑠璃でなく、我親そのままなのである....