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紙幅
「紙幅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紙幅の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「学位について」より 著者:寺田寅彦
いと思うのである。 この問題に関しては述ぶべき事はこれに尽きないが、与えられた
紙幅が既に尽きたから、これで擱筆する外はない。執筆の動機はただ我邦学術の健全なる....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
にはいられないはずの学問なのである。 五 根本問題の所在 この小さな
紙幅に倫理学の根本問題を羅列することは不可能である。しかし具体的に問題の所在を示....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
に身延の隠棲の間に、心しみじみとした名文を書いている。私は限りない愛惜をもって、
紙幅の許すまで彼自らの文章に語らせたい。 「五月十二日、鎌倉を立ちて甲斐の国へ分....
「マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
自分等が商売がら何よりも眼につくのは物理学の中等教科書の内容である。限られた
紙幅の中に規定されただけの項目を盛り込まなければならないという必要からではあろう....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
エノコトナノデアル。 サテ、コレカラソノ論証ヲシナケレバナラヌガ、アマリ十分ナ
紙幅ガナイカラ箇条書ニシゴク簡単ニ書ク。 一、ヒラガナノ活字ハソレ自身ガ美シクナ....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
、またはその地方の習俗により、多種多様なる変態的葬礼が発生するに至った。限られた
紙幅とてその委曲を尽くすことは思いも寄らぬが、重なるものについて記述する。 殉死....