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「紙幟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紙幟の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
霽れて、道も大抵乾いて居る。風が南からソヨ/\吹いて、「諸行無常」「是生滅法」の紙幟がヒラ/\靡く。「南無阿弥陀ァ仏――南無阿弥陀ァ仏」単調な村の哀の譜は、村の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ました。本来、米友は、道庵がするような芝居気たっぷりがあまり好きではないのです。紙幟《かみのぼり》を押立て、模造大御所で納まり返って、あたら金銭と時間をつぶし、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
供え物が集まって来るのが不思議でした。 例えば真白い木綿達磨《もめんだるま》、紙幟《かみのぼり》、かなかんぶつ、高燈籠《たかどうろう》といったようなものを誰が....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
れるのでございます。 五 文治が先に立って江戸橋へ向って参りますと、真先に紙幟を立て、続いて捨札を持ってまいりますのは、云わずと知れた大罪人をお仕置場へ送....