紙数[語句情報] »
紙数
「紙数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紙数の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
はいつでもしていなくてはならない。私はまだいいたいことは輻輳していて、指定された
紙数は後三枚しか残っていないから、同人雑誌『愛の本』においおい書くことにして箇条....
「超人間X号」より 著者:海野十三
車やヘリコプターを備えつけることなど、これを一つ一つ説明していったら、たいへんな
紙数がいるので、ここにはくわしくのべないことにする。 谷博士は、村がすっかりり....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
ン税関吏の追いかけごっこを書いてゆくと、何処まで行ってもキリがない。しかし予定の
紙数は既に尽きた。もう筆を停めなければならない。 では、右の疑問符の答だけを書....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
怪」の書なるものは実に枚挙に暇あらず、これもその選択にすこぶる窮したのであるが、
紙数の都合で「牡丹燈記」を選ぶことにした。これは「剪燈新話」中の一節で、誰も知っ....
「岡本一平論」より 著者:岡本かの子
など、いまにも泣き出し相な小児の様に悄気返ったものです。以上|不備乍ら課せられた
紙数を漸く埋めました。....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
の同根一族』を送って置いてくれ。 パリから書物が来たら、著者の名と書名とおよび
紙数とを知らしてくれ。ドイツ語の本はできるだけ早く送ってくれ。スケッチ外数冊郵送....
「白銅貨の効用」より 著者:海野十三
貨に働く重力によって行ったものである。この外、白銅貨の効用は甚だ多種なるも約束の
紙数に達したれば擱筆する。要するに十銭白銅貨は単なる貨幣だとばかり考えている方が....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
は「科学ペン」に発表したもの。作者としては、わりあいに好きなテーマであるが、ただ
紙数の制限から、書き足らぬのが残念である。こういうものをがっちりと書けば、科学小....
「演劇への入口」より 著者:岸田国士
できなくてはならぬ。 この仕事は実はたいへんな仕事で、ひと通りの記述にも膨大な
紙数を費さなければならぬのであるが、限られた本の中ではあり、主要な部分の概略を、....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
建物の頂上に立って上海の夜景全部を見下ろした時の美にして盛んなりし光景を描くには
紙数を制限されているこの旅行記には書き切れそうもないから止めよう。 やがて僕等....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
字等のことをたずぬるも、大抵みな適中すといえども、例えば一つの書籍を取りて、この
紙数は幾枚ありと問うがごとき、綿密なることは確答を得ること難し。また、狐、狗、狸....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
とっては容易でない。大抵一年の間に十五、六歳になった子供は三百枚あるいは五百枚の
紙数を暗誦して、その経文の試験を受けなくちゃあならない。それも決して書物によって....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
篇を掲げるつもりで、材料を蒐集し、原稿も大体できかかっていたのであったが、期日と
紙数との都合で、とうとうそれは掲載せずにしまったような次第であった。しかしとりあ....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
ざる所以を説明すべく試みた事は、読者諸君の今なお耳目に新たなることと信ずる。当時
紙数の制限と、編纂期日の束縛とによって、説いて委曲を悉くす事能わず、研究またすこ....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
う。何しろ銀座の事を書くとなると、思ったより書く事が多くなってしまう。もう予定の
紙数の倍になってしまったから、あとは惜しいがざっとかいて筆を止めよう。 十字屋....