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紙箋
「紙箋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紙箋の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「行人」より 著者:夏目漱石
たら、その男もまだ三沢の名を知らなかった。けれども患者の病名だの処方だのを書いた
紙箋《しせん》を繰って、胃が少し糜爛《ただ》れたんだという事だけ教えてくれた。
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「新生」より 著者:島崎藤村
よくした。岸本はその節子の眸を見るような心持で、支那風《しなふう》の紅《あか》い
紙箋《しせん》に鉛筆で書いてある彼女の心の消息を読んだ。
「つくづく年は取りたく....