» 素っ飛

「素っ飛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

素っ飛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
深夜の市長」より 著者:海野十三
あっし等の仲間には、慾張りや不正直な奴なんか一人もないのでさあ。だが年甲斐もなく素っ飛ばしたことについちゃ今夜、お目玉を頂戴するかもしれねえが……」 僕はその....
剣侠」より 著者:国枝史郎
った。 一同はホッと息を吐いた。 「先刻ヒョッコリ面を出して、馬大尽様にもうち素っ飛んで行きゃアがったが、それっきりいまだ面ア出さねえ。何を持って来るつもりか....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
たのである。 戸の継ぎ目を狙ったので、二枚の戸が内側へ仆れた。その下から山刀が素っ飛び、続いて、一人の男が、這い起きて、家の奥へ逃げ転んでゆく。 武蔵が跳び....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
こへ、かなり高い跫音をひびかせて、宝蔵番のために梅軒が飼っている黒犬が縄を切って素っ飛んで来た。 「くろっ、くろ奴!」 後から追って来たのは、お甲であった。 ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
かった刀の刃は、横に寝て、斜かいに削げたので、魚の切身ぐらいな肉片が、切っ先から素っ飛んだ。 「わ。や、やったな」 喚いたが、相手は、抜き合すのも間に合わない....
春の雁」より 著者:吉川英治
深川の灯の空は、今を潮時にぞめいていた。 砂を蹴ってただ一人、逃げるように浜を素っ飛んで行ったその夜の男は、もう翌年から、この土地へ商いにも来なかった。....