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「素っ首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

素っ首の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
太平洋魔城」より 著者:海野十三
向脛を折ろうとしたこのステッキは、一体誰のか。さあ名乗らねえと、あとで見つけて、素っ首をへし折るぞ。ええい、腹が立つ、この無礼なステッキを海のなかへ叩きこんでし....
丹下左膳」より 著者:林不忘
めいた左膳さっと、足をひいたのが突進の用意、即座に、左膳、半弧をえがいて豆太郎の素っ首を掻っ飛ばそうとしたが、土をつかんで身をかわした豆太郎、逃げながらの横投げ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
公は、これを見て、やああ、奇怪なり、くそ坊主、いで目に物見せてくれん、ついでに、素っ首土産にしょ、と、抜き放ったる業物は、備前の住人、大兼光、三尺八寸二分二厘、....
三国志」より 著者:吉川英治
大逆、かくれないことだ。速やかに、帝の御身を渡さぬにおいては、立ちどころに、その素っ首を百尺の宙へ刎ねとばすぞ」 「なにをっ、小ざかしい」 「帝を渡すか、生命を....
三国志」より 著者:吉川英治
って、殿閣の梁も震動するかとばかり吼えた。 「おのれ、まだわれを揶揄するか。その素っ首の落ちかけているのも知らずに」 「待たしゃれ。落ちかけているとは、わしが首....
三国志」より 著者:吉川英治
の腐れ儒者め。よくもうまうまとおれを騙して、出し抜けを喰わせたな。うぬ。かならず素っ首を引き抜くぞ」 まるで旋風でも立つように、彼はたちまち号令して陣屋を畳ま....